子犬たちの未来のために今できること

子犬は生まれてからの数週間でたくさんのことを吸収していきます。
ごはんや健康管理だけではなく、この時期だからこそできる経験も大切にしています。
海外では作業犬やスポーツドッグを育てる多くのブリーダーが取り入れているENSやESI。
当犬舎でも一頭一頭の成長を見ながら無理のない範囲で行っています。

 

生後3~16日 ENS(早期神経刺激)

この時期だけ行える特別なプログラムです。
足先を綿棒で優しく刺激したり、頭の向きを変えたり、冷たいタオルに数秒乗せたり…。
どれもほんの数秒で終わる、とてもやさしい刺激です。
私たちがENSを取り入れている理由は、子犬がこれから出会うさまざまな環境や刺激に、自信を持って向き合える土台を育んであげたいからです。生後3〜16日という限られた時期だからこそできる経験を、一頭一頭の様子を見ながら無理のない範囲で行っています。

 

生後3~16日 ESI(嗅覚刺激)

犬にとって1番頼りにしているのは嗅覚です。
毎日違う香りを少しだけ体験してもらいます。
羊毛、木、土、ハーブなどの自然の香りが中心です。
「今日はどんな匂いかな?」
さまざまな香りに触れることで、子犬の頃から「新しいもの」を自然に受け入れる経験を積み重ねていきます。犬は匂いから多くの情報を得る動物だからこそ、嗅覚を使う機会を大切にしたいと考えています。

 

 

 

生後20日頃からは足場トレーニング

歩けるようになってきたら、今度はいろいろな足場を体験します。
人工芝や木の板、ゴムマット、タオル、スロープや小さな段差。
遊びながら「こんな場所も歩ける!」という自信を少しずつ育てていきます。固有受容感覚トレーニングと呼ばれるもので、自分の体を思い通りに動かしたり、バランスをとったりする感覚を育てる遊びです。もちろん無理に歩かせることはしません。
子犬が自分から進んでいけるような環境を作ることを大切にしています。

一番大切なのは社会化

犬には「社会化期」と呼ばれる大切な時期があります。
この時期に人や犬、音や物、いろいろな環境にふれることで、将来の自信につながると言われています。
だからこそ、毎日の生活の中でたくさんの「初めて」を経験できるよう心がけています。
もちろん、これだけで性格が決まるわけではありません。
その子が持って生まれた個性もあれば、お迎え後にご家族と過ごす時間もとても大切です。
私たちができるのは、その子の未来につながる土台づくり。
一頭一頭の様子を見なが、「楽しかったね」で終われる経験を少しずつ積み重ねています。
新しいご家族のもとで、毎日を笑顔で過ごせるように。
そんな思いを込めて子犬たちを育てています。

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