10年、15年先の暮らしまで考えて

子犬を育てるとき、私たちが考えているのはお迎えの日だけではありません。
その先の10年、15年をご家族と一緒に暮らしていくこと。そこまで考えて子犬を育てています。
子犬の時期は、身体だけでなく心や行動も大きく成長します。この時期をどんな環境で過ごすのか、どんな経験をするのか。私たちはそこを大切にしています。
ボーダーコリーは人との関わりが好きで、一緒に何かをすることを楽しめる犬種です。その一方で、環境の変化や刺激を敏感に受け取るところもあります。
だからこそただ元気に育てるだけではなく、お迎えしたあとの生活を考えながら子犬と接しています。

母犬と兄弟と過ごす時間

子犬にとって母犬や兄弟と過ごす時間はとても大切です。
兄弟で遊んだり、じゃれ合ったり、ときには母犬に叱られたり。そんな毎日の中で、犬同士の距離感や遊び方、力加減などを覚えていきます。
人が教えることだけでは身につかないこともあります。
だから私たちは母犬と兄弟で過ごせる時間を大切にしています。

 

日常の中でいろいろな経験を

社会化というと、人にたくさん触ってもらうことを思い浮かべるかもしれません。
家庭で暮らすために必要なのは人とのふれあいだけではありません。
家の中の音や人の動き、掃除機の音、さまざまな匂い。床の感触や足元の変化など、毎日の生活にはたくさんの刺激があります。
子犬の様子を見ながら、無理のない範囲で少しずつ経験させています。

 

身体を使った経験

子犬の発達に合わせて、ENS(早期神経刺激)やESI(早期嗅覚刺激)も取り入れています。
匂いを嗅ぐ経験や、スロープ、素材の違う足場なども使います。
歩く、登る、降りる。いつもと違う感触を経験する。
遊びのような時間の中で、身体を使う経験も少しずつ増やしています。
大切なのは、たくさんやらせることではありません。
その子の様子を見ながら、今できることを無理なく経験させることだと考えています。

食事も成長に合わせて

身体を作る大切な時期だからこそ、食事も大切にしています。
母犬は妊娠・授乳期の状態を見ながら食事を調整し、子犬には成長に必要な栄養がしっかり取れるよう、離乳の時期や成長に合わせて食事を変えていきます。

体重や便の状態、体つきなどを見ながらその子に合わせて調整しています。

お迎えの際にはそれまで食べていたフードや食事量、食べ方などもお伝えします。
お迎え後も体重や成長の様子、運動量などによって食事は変わっていきます。
この量で大丈夫かな
少し痩せてきた気がする
そんな小さなことでも、いつでもご相談ください。

 

 

一頭一頭の違いを見ています

同じ兄弟でも性格や成長のスピードはそれぞれ違います。
すぐに動き出す子もいれば、少し様子を見てから動く子もいます。
人への反応や新しいものへの興味も違います。
みんなに同じことをさせるのではなく、その子の様子を見ながら経験することを選んでいます。

 

お迎えの日からが本当のスタート

子犬をお渡しするまでにすべてを完成させることはできません。
社会化も生活習慣も、お迎え後の毎日の中で続いていくものです。
私たちはお迎えしたご家族がその続きを安心して始められるように、子犬の時期にできることを積み重ねています。

食事やしつけ、生活の中で困ったことがあれば、いつでもご相談ください。
私たちが子犬をお渡しした後にできる大切なサポートのひとつだと考えています。

 

もし一緒に暮らすことが難しくなったら

これから先ご家族の生活や環境が大きく変わることもあると思います。
病気や入院、家庭の事情などどうしても一緒に暮らすことが難しくなることもあるかもしれません。
そんなときは一人で抱え込まずにご相談ください。
困ったときに相談してもらうことも、私たちが子犬をお渡しした後にできる大切なサポートのひとつだと考えています。
実際にご家庭の事情から私たちのもとへ戻ってきた子もいます。
その子も今は私たちの家族の一員として穏やかに暮らしています。

私たちは子犬を送り出した後もその子の一生に関わる気持ちで育てています。

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